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2015年2月の記事一覧


ソウル弁護士会会長選挙と韓国弁護士業界(その1)【金】

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韓国のソウル地方弁護士会は、大阪弁護士会が友好協定を締結した最初の外国の弁護士会で、両会は1993年から、毎年、交流会議を行っています。1年ごとに、大阪とソウルで交互に交流会議を開催しており、その回数は21回を数えます。私は、大阪弁護士会の3代目の担当者として、交流会議の担当窓口、会議資料の翻訳、現地での通訳、さらには、ソウルでの食事会の会場確保等、雑多な役回りを務めています。

 

ソウル地方弁護士会 ロゴマーク

(ソウル地方弁護士会 ロゴマーク)

 

そのソウル地方弁護士会では、今年1月26日に会長選挙が行われました。韓国にも、日本と同じく、各地方に単位弁護士会があります。日本の各地方弁護士会では、会長の任期は1年なのですが、韓国の各地方弁護士会では、会長の任期が2年で、今年が改選の年にあたります。

 

2年前の会長選挙では、羅承哲(ナ・スンチョル)弁護士が、当時、歴代最年少の若干36歳で会長に当選しました。それ以前は、49歳が最年少の会長でしたので、韓国の法曹界では大変な話題となりました。当時、会員9100名のうち35%を占めるほどに急増した若手会員が、羅前会長を当選に導いたとされています。

 

今回の会長選挙には、過去最多の5名もの候補者が出馬し、熾烈な選挙戦が繰り広げられた結果、羅承哲執行部で副会長を務めていた金翰奎(キム・ハンギュ)弁護士が、37.1%の多くの得票を集めて当選しました。今回も、1970年生まれの45歳の若手弁護士が会長になったわけです。

 

法律新聞ニュース 2015.1.26「金翰奎弁護士、第93代ソウル地方弁護士会長に当選」

https://www.lawtimes.co.kr/Legal-News/Legal-News-View.aspx?serial=90548

 

副会長だった金会長のほか、数多くの理事が前執行部から留任されているようで、今年の交流会では旧知の方々と大阪で再びお会いできると思うと、今から楽しみです。

 

今回の会長選挙では、候補者5名が各自の公約を立てて選挙戦を戦ったのですが、各人の公約には、韓国の弁護士、法曹界を取り巻く現状が表れており、韓国の法曹関係のマスコミでは、選挙戦について色んな分析がなされています。今後、その報道を紹介しながら、韓国の弁護士、法曹界の現状についてみていきたいと思います。

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